トランスファープレス

トランスファープレスとは?

単工程型を複数並べ、各工程間で加工品を搬送し、加工を行うプレス工法です。
順送プレス加工との1番の違いは、各工程に輸送機構が備わっている点です。
各工程を終了した加工品は、この輸送機構にクリップされ次工程に運ばれます。
これにより、絞り加工など外形が大きく変化する製品を制作する事が可能です。

また、順送プレスに加工性は少し劣りますが、大量生産に適した加工方法です。
順送と違い、各工程毎に金型が独立しているので、改修等が容易な点も特徴です。
さらに歩留まりも良い点が特徴としてあり、材料ロスが少ない為、コストダウンに貢献します。
 
弊社では自社製品を制作する際に、トランスファープレスを採用しております。

順送プレス設備でトランスファーを可能に

金型製造専用メーカと協力し、三次元搬送装置を取り付けています。
順送プレスでは工程が完結できず、後工程で単発プレス加工、ありませんか?

三次元搬送装置を取り付ける事で、一つの金型内で加工を完結する事が可能です。
これにより、従来の順送プレスでは難しかった、深絞りを実現する事が可能です。

順送金型に、搬送装置を取り付け

従来のトランスファープレスは、金型の他に、搬送装置を用意する必要があり、これにより初期費用がかかるというデメリットがありました。
金型に搬送装置を取り付ける事で、イニシャルコストや、段取り時間を大幅に短縮する事が可能です。